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【福岡市】 明治公園 Park-PFI制度を利用した再整備事業【再開発】

再開発

福岡市の博多駅前にある明治公園で東京建物による再整備が行われることが決まりました!
場所や概要、機関などの情報をまとめました。

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場所

博多駅の博多口を出て西日本シティ銀行本店(再開発中)のすぐ裏に立地し、博多駅からすぐに行ける都会のオアシスです。

現在の明治公園

photoACより

現在は西日本シティ銀行本店ビルの建て替え工事のため見通しがよく開けていますが、元々は西日本シティ銀行本店ビルや博多駅前ビジネスセンタービルなどの大規模ビルに囲まれている立地上、薄暗い雰囲気の公園です。
明治公園の隣接地にはラブホテルが立地し、明治公園には喫煙者がたむろするようなアングラな公園であり、あまり積極的に利用できる広場ではありませんでした。

西日本シティ銀行本店竣工後は、従来のビルよりもさらに巨大になることが予想されるので、さらに灯りが届きにくくなることは間違いありません。

再開発について

パースを見ても分かるとおり、現在とは全く異なった都市型の公園施設が計画されています。
施設毎にみていきましょう。

野々にわ・立体回廊

野々にわは公園北側に整備される広場です。
施設の大部分はこの広場になっており、従来の公園施設として利用できそうです。
街にわ、空のにわに繋がる立体回廊は野々にわを囲むように配置されており、外縁に配置された緑を楽しみながら散策ができるようになっています。

街にわ

まちにわ花壇周辺

街にわについては上記のパースが出されていますが、緑をメインとした野々にわとは対照的に、都会に溶け込む憩の広場のような位置付けだと考えられます。公園に新設される飲食・売店等の公園施設に隣接し、街の中心地という立地を活かした新たな賑わいの場になりそうです。

公園施設・空のにわ

流石は民間事業者が整備・運営するだけあり、公園施設に立派な商業施設が建つようです。
関西万博のプロデューサーを務める藤本壮介氏がデザインを監修しており、公園全体を見てもデザイン性に優れています。
施設の詳細は発表されていませんが、飲食・物販等の店舗が立地するようです。

屋上には屋上広場「空のにわ」が整備され、立体回廊を通じて外からもこの屋上広場にアクセスできます。
屋上広場はあまり使われるイメージはありませんが、ビアガーデンなどうまく活用できれば面白い場所になりそうです。

整備概要

事業スケジュール(予定)
2023 年9 月 事業基本協定の締結
2024 年度~ 工事着工
2025 年春~ 順次供用開始

整備・運営事業者
東京建物株式会社を代表とする企業グループ

東京建物株式会社は、福岡市早良区西新におけるプラリバの再開発を行った事業者で、近年福岡でも存在感を強めています。

2025年の春から共用開始とのことなので、約2年をかけたプロジェクトになりそうです。
西日本シティ銀行本店プロジェクトが2026年1月竣工予定なので、こちらのプロジェクトが先に完成することになります。
博多駅前という福岡市の玄関口という立地を活かした賑わいを生み出す施設になって欲しいですね。

Park-PFI事業について

PFI事業とは、官民が連携して質の高い公共サービスを提供するための事業を指します。
人口減少時代に突入した日本において、公共サービスを公的資金のみでなく、民間資本を活用することで高品質かつ安価で開発するためにPFI事業が行われています。

Park-PFIの特徴について(国土交通省資料より抜粋)
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kanminrenkei/content/001329492.pdf

Park-PFI事業は、公園内に収益施設を設置・管理し、その収益を公園整備に還元することで公的資金ではなく民間資本を活用した公園の運営を行う手法です。
福岡市では、天神中央公園が良い例です。

PhotoACより 天神中央公園

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