福岡県久留米市は人口約30万人の中核市です。
福岡県では、福岡市・北九州市に次ぐ第3位の人口を持つ都市で、九州・沖縄地方でも那覇市に次ぐ第9位の規模を誇ります。
かつては売上4兆円を超える巨大企業「ブリヂストン」が本社を構え、2013年に本社移転以降も同社の久留米工場は東京ドーム9個分を超える敷地面積を誇る主要な生産拠点として稼働しています。
久留米市は九州の都市としては珍しい「私鉄駅」中心の街で、西鉄久留米駅周辺が街の核として発展しています。
JR久留米駅は新幹線も停車する立派な駅ですが、無料の特急で福岡市の中心部まで29分で到着する利便性の高さに押され、発展が遅れたエリアでもあります。
しかし、この度福岡県内でも稀に見る大規模な再開発がJR久留米駅前で進んでおり、大きく街の様子が変わるかもしれません。
開発概要
事業名:JR久留米駅前第二街区第一種市街地再開発事業 施工者:JR久留米駅前第二街区市街地再開発組合 容積対象面積:約1.3ha 建築敷地面積:約8,078㎡ 延床面積:約62,337㎡ 戸数:(一般住宅)343戸 (シニア住宅) 115戸 階数: 地上36階 地下1階 高さ: 約130m 着工:2022年1月17日 竣工:2025年3月28日 参加組合員:(一般住宅)大和ハウス工業株式会社・株式会社大京 西日本鉄道株式会社・三菱地所レジデンス株式会社 (シニア住宅) 株式会社コスモスイニシア 用途:住宅(一般住宅、シニア住宅)、店舗等、駐車場、市営駐輪場
総戸数450戸を超える大規模開発です。
JR駅前ですが、参加企業に西日本鉄道株式会社が名を連ねており、久留米における西鉄の影響力が垣間見えます。
再開発地の側には現在の久留米最高層建築物の「ザ・ライオンズ久留米ウェリスタワー」(35階建て 120.61m)が建っており、JR久留米駅前としては2棟目の大規模タワーマンションになる予定です。
複合施設としての開発
建物低層階(1, 2階)部分にはスーパーや物販店舗等の商業施設や医療機関が合わせて開発される予定で、市営の駐輪場も併設する予定です。
JR久留米駅前は、西鉄久留米駅と比較して商業施設が少なく、街の核である商店街にも離れた場所に立地しているため、入居する店舗によってはJR久留米駅の新たな商業の中心としても機能する可能性のある施設だと感じます。
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