福岡市東区千早は、「香椎操車場」の広大な跡地の再開発が進み、現在の高層ビルが林立する近代的な街並みに生まれ変わってきました。
今回は、千早駅周辺の最後の再開発とも言える「福岡高等技術専門校」の跡地開発について取り上げます。
福岡高等技術専門校は、香椎操車場跡地の西側の3号線に面する土地に校舎がありましたが、敷地を縮小する形で建て替えが行われました。
現在、3号線に面する跡地西側では「ハローディ」を各店舗とする「ハローパーク千早店」として再開発され、開業しています。
今回の再開発は、ハローパークの横に残された東側の跡地になります。
概要
件名:(仮称)福岡高等技術専門校跡地有効活用事業新築工事
用途:共同住宅、事務所、飲食店、公民館
階数:地上 14 階
延床面積:17883.5 ㎡
敷地面積:3300 ㎡
用途地域:商業地域
建ぺい率:80%
容積率:400%
着工:2025/02/01
竣工予定:2027/2
関連企業:スターツ九州株式会社 株式会社九電工 株式会社青木茂建築工房
低層部分は飲食店と事務所が入居し、高層部にマンションが入るようなパースとなっています。
事業主のスターツによると、赤坂にある福岡西総合庁舎から福岡農林事務所が入居するそうです。
福岡市東部の副都心と位置付けられる千早・香椎地区ですが、飲食店などの繁華街は香椎に形成されており、千早周辺には飲食店が少ないため、新たな飲食店の入居に期待できそうです。
パースからも分かるとおり、共用部分の緑化にも力が入れられており、千早地区の整然とした街並みに調和する優れたデザインとなっているのが嬉しいところですね。
上層部は賃貸物件が計画されています。隣接するハローパーク千早店は、スーパーマーケットや100円均一、ドラッグストアが入居しており、近くにもニトリや無印良品・GUなど便利な施設が多くある立地なので、人気な物件になりそうです。
千早地区の大型開発は、並木スクエア横の広大な駐車場を除き、これで完結になります。
並木スクエア横の土地はかなり広く、超高層マンションが開発されてもおかしくない規模の用地ですが、コンサートホールや区役所機能が入居する並木スクエア用の駐車場となっている現状、この土地が再開発されるかは疑問が残ります。
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