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【福岡市】警固公園 社務所建て替え

再開発

福岡市中心部「天神」にて、警固神社の社務所建て替えが行われていますので紹介します。

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開発地周辺

開発地は福岡市中央区に位置する大手私鉄「西日本鉄道」のターミナル駅からすぐの警固神社境内です。近くには警固公園があり、福岡市中心部の憩いの場となっています。
周辺では「天神ビッグバン」という天神地区の航空法による高さ制限を緩和し、再開発を促す施策が行われており、建物の建て替えが活発な地域です。

外観

全体図

国体道路から

参道から

宗教法人 警固神社 社務所ビル増築工事計画より https://kegojinja.or.jp/shamusho/pressrelease.php

社務所の開発ということで、木造の厳かな建物を思い浮かべた方も多いかと思いますが、今回開発される社務所は9階建てのオフィスビルです。

最初に見た時は境内にオフィスビル…?となりましたが、神事空間の増床や歴史的収蔵物の保存・展示などを兼ねているそうです。

各階構成

  • 1階:社務所・参拝者休憩所(喫茶・飲食店)
  • 2階:社務所・参拝者休憩所(喫茶・飲食店)
  • 3階:社務所
  • 4階:斎館 ・・・ 神職の支度、氏子崇敬者の控室等
  • 5階:斎館
  • 6階:斎館
  • 7階:貸事務所
  • 8階:貸事務所
  • 9階:直会会場(飲食店)

社務所や斎館・飲食店は予想できましたが、境内に貸事務所(オフィス)が出来るとは、中々無いのではと驚きです。

建物概要

事業者名 :警固神社 社務所ビル増築工事
所在地 :福岡市中央区天神2丁目2番20号
延床面積 :6,546.70m2
構造・階数:鉄骨造地上9階建て
用途 :社務所、斎館、店舗、事務所
設計 :株式会社 志賀建設
施工 :九州建設 株式会社・株式会社 金剛組
竣工予定日:令和4(2022)年9月

コンセプト

  1. 神社機能及び境内環境の充実
  2. 百年後を見据えた神社護持
  3. 地域振興のための空間整備;天神地区のまちづくり
  4. 建物環境性能
  5. 地域防災拠点の機能強化

現在は通常の神社と変わらない規模の社務所が置かれていますが、都心に立地し多くの人が訪れる警固神社の社務所機能・神事空間の増強や、歴史的収蔵物の展示空間、オフィス機能など都心の立地に合わせた開発を進めるようです。
また、感染症対策や災害時の避難場所・トイレ機能など近年の情勢に合わせた機能も備えています。

終わりに

神社の境内にある社務所がオフィスビルになるとは、中々類を見ない再開発だと思います。
宗教法人が貸事務所なら税金は…?と思ったので調べてみると、一般企業に事務所として貸し出す場合はたとえ宗教法人であっても法人税が課されるそうです。(参考:https://www.fushimisogo.jp/religious/wisdom/ogino/post_98/)

外観は黒を基調に厳かな雰囲気をしており、バルコニーに緑を配置して神社という環境に配慮していることがわかります。
歴史ある神社なので賛否は分かれそうですが、個人的には面白い開発だなと感じます。

飲食店や喫茶も入るので、どのような企業が入るのか楽しみですね。

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