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再開発進む巨大ターミナル広島駅を紹介! 札幌駅、仙台駅、博多駅と規模比較してみた

再開発

数十年に一度の大規模再開発が日本各地で進む中、広島市では街の玄関口であるJR広島駅の再開発が進められています。
今回はこの建築中の巨大ターミナル広島駅を含めた地方中枢都市の主要駅の規模感を比較します。

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JR西日本 広島駅南口ビル新築他工事

引用:JR西日本 広島駅ビルの建替え計画についてより
名称(仮称)広島駅ビル建替え計画/広島駅南口ビル新築他工事
高さ97.2m
用途映画館、ホテル、商業施設、自動車車庫、駐輪場
建築面積17,731㎡
敷地面積39,712㎡
延床面積113,754 ㎡ (既存部分含 185,989㎡ )
店舗面積約25,000㎡
階数地上20階 地下1階(地上22階 地下2階)
着工2021年3月
竣工2025年春(予定)
参考資料:国土交通省 https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001400459.pdf
JR西日本HP:https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210218_00_hiroshima_shinekibill.pdf

広島駅南口ビルを含めた今回の再開発では、商業施設やホテル、映画館に加えて広島電鉄も広島駅直結の電停が設置されます。
駅の中央にJR以外の公共交通機関が突っ込む形の駅舎は「JR小倉駅」を彷彿とさせます。

広島駅 2階広場

入居予定のホテルブランドはJR西日本系列の「ホテルヴィスキオ広島」
400室規模を予定しており、リーガロイヤルホテル広島(491室)に準ずる規模のホテルが新たに誕生します。
駅ビルの高層部に入居する予定です。

商業施設の概要は発表されていませんが、シネコンも入居する一大商業集積地となる予定で、紙屋町・八丁堀に次ぐ拠点地域となっていきます。

JR北海道 札幌駅 JRタワー

引用:札幌駅綜合開発株式会社HPより
建物名称JRタワー
高さ173m
用途駅関連施設、店舗、ホテル、オフィス、シネマコンプレックス、展望室、駐車場施設、地域冷暖房施設
敷地面積約65,500m²
延床面積約276,000m²
店舗面積約126,000㎡ (商業施設 58,000m², 百貨店 68,000m²)
階数地上38階 地下4階
竣工2003年1月

地上38階 173mの巨大なターミナルビルとなっている札幌駅。店舗面積は10万㎡を超え、百貨店が入居しています。
札駅から大通り〜すすきのまでの約1kmは一体的な商業集積地であり、北海道新幹線の札幌延伸による再開発により245mの超高層ビルが開発される予定です。

仙台駅

photoACより
名称エスパル仙台
階数地下1階 地上6階(本館)
延床面積94,614㎡
店舗面積32,119㎡
参考:仙台ターミナルビル株式会社HP

仙台駅は1977年に現在の駅舎が完成し、他の都市のように再開発もなく現在に至ります。
国鉄時代の風格が漂う駅舎には他の3都市のような大規模な施設はありませんので、駅に直結している商業施設「エスパル仙台」の面積を記載しています。

仙台市は駅前から一番町の駅周辺エリアに繁華街を形成する街構造であり、駅ビル周辺には大規模な商業施設が多数存在します。

特に、駅前一等地にあった「さくら野百貨店」跡地に、ドンキホーテなどを運営するパン・パシフィックインターナショナルHDによる超高層ビルの再開発計画が発表されています。

こちらは延床面積約11万㎡、150mと130mのツインビルが建設予定の巨大プロジェクトです。
パースでは低層部が商業施設となっており、仙台駅前に更なる賑わいを生み出す計画であることが期待できます。

博多駅

photoACより
名称JR博多シティ
高さ約60m
階数地上10階 地下5階
敷地面積約22,000m²
延床面積約240,000㎡
商業施設面積97,860㎡
用途駅関連施設、店舗、シネマコンプレックス、展望室
開業2011年

福岡市の二大ターミナルの一角を占めるJR博多シティは、西鉄福岡駅ビル(ソラリアステージ)の延床面積の2倍の規模を誇る巨大ターミナルです。
博多駅も「博多駅空中都市プロジェクト」が進行しており、博多駅の線路上空に延床約50,000㎡の増床が計画されています。

比較結果

総面積18万㎡超の巨大なターミナルとなる広島駅。
広島電鉄が乗り入れる交通の要衝として、他の中枢都市と遜色ない駅となっていることがわかります。
駅前には複数のタワーマンションが建ち、広島市における広島駅の存在感が急速に高まっています。

仙台駅は国鉄時代の駅ビルから具体的な建て替え計画はありませんが、駅前の発展度は頭ひとつ抜けており、パンパシフィックインターナショナルHDによる超高層ビル計画など進化を続けています。

博多駅を除く3駅とも100m規模の高層ビルを伴う駅舎となっており、特に札幌駅で建設予定の245mのオフィスビルは札幌一極集中を象徴するような、地方都市では滅多に無い再開発であり目が離せません。

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