日本三大歓楽街「中洲」地区に存在する明治安田生命福岡ビルの建て替え工事が進行しています。
現在福岡市で進行中の再開発促進政策の「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」対象エリアとは異なり注目が薄い地区ですが、延床面積10,000㎡を超える比較的大きなプロジェクトです。
立地
ホテルオークラ福岡に隣接し、博多川のほとりに面する繁華街のビルでありホテル需要の高い立地です。中洲川端駅から徒歩2分ほどなので、観光にもビジネスにも利用出来ます。
近くには歓楽街の中洲の街が広がっており、屋台観光にも最適な立地です。
建物概要
名称: (仮称)明治安田生命福岡ビル建替え工事 建設地: 福岡市博多区中洲5丁目82,83,84 用途: 飲食店,集会所,ホテル 敷地面積: 1,835 ㎡ 延床面積: 12,560 ㎡ 階数: 地上14F 塔屋1F 構造: 鉄骨造 竣工: 2023年6月(予定)
博多側に沿って南北に長い構造になっているのがわかります。
高層階はホテルのため、恐らく全部屋から博多川を望むことが可能になりそうです。半永久的に目の前に建物が立たないというメリットは川沿いの土地ならではですね。
イメージではイメージでは低層階が緑化されており、用途である飲食店が入居しそうな雰囲気が出ています。
建設状況(2022年8月)
すでに最上階までの鉄骨が組まれていました。竣工は来年の6月なので、残り10ヶ月近くかかります。
昭和通り側から見ると、かなり細長い作りになっているのがわかります。
昭和通りを挟んで向かい側では、2024年竣工予定の14階建オフィスビル「(仮称)鹿島中洲中島町オフィスビル」が建設中です。中洲中島町周辺の昭和通り沿いでは低層オフィスや駐車場など天神・博多と比較して高さの有効利用が出来ていない地区でしたが、今回の再開発で高さ制限一杯のビルが2棟並ぶことになり、さらに福岡市都心部の街の広がりがわかりやすくなります。
元々地下鉄2路線が通る利便性の高い地区なので、中洲中島地区もオフィス街としてさらに発展してほしいですね。
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