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【福岡市】香椎操車場跡地(千早)2022年【再開発】

再開発
千早駅

福岡市東区は近年大規模な再開発や人工島などの新規開発が多数行われている活発な地域です。
主な開発地として

  • 香椎浜「アイランドシティ」開発
  • 千早「香椎操車場跡地」再開発
  • 香椎「香椎副都心土地区画整理事業」再開発
  • 箱崎「九州大学箱崎キャンパス跡地」再開発

がありますが、このうち千早地区についてはほぼ再開発が完了しており、香椎地区も土地区画整理は完了しています。アイランドシティは開発が続いており、箱崎九大跡地は事業者の公募段階なので着工までまだ遠い状態です。

今回は、再開発がほぼ完了している千早地区の紹介と今後について取り扱います。

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香椎操車場再開発前

再開発前の現千早駅周辺地区は、広大な香椎操車場と西鉄名香野駅、その周辺に住宅地がありました。
平成5年から開始された香椎副都心土地区画整理事業で香椎操車場は規模が縮小され、その跡地にはJR新駅や高層ビル、公園など新しい街並みが整備されることになります。

なみき広場に設置されている開発前の写真

再開発以前は「JR・西鉄千早駅」は存在せず、香椎と箱崎の間にある閑静な住宅地でした。
特にJR駅の空白地帯であったため博多駅へのアクセスはバスか隣の香椎駅に香椎駅に行く必要が有り、利便性の高い地域ではなかったです。

なみき広場に設置されている開発前の写真

こちらの写真を見ていただければ香椎操車場の広大さが理解しやすいと思います。
この一体が現在の千早駅周辺地区として再開発されていきました。

現在の千早駅周辺地区

千早駅西口ロータリー

現在の千早駅西口です。
西口・東口ともに再開発されていますが、主に西口側に商業施設や高層マンションなどが多数整備されています。

駅を出てまず目に映るのは福岡市の公共施設「並木スクエア」です。
こちらは主に区役所の分館としての役割を果たしており、住民票など各種証明書の発行や自習室・東図書館分館など様々な住民サービスを受けることができます。

また、レストランや音楽ホールなども整備されており、この地域の住環境の良さに繋がっています。

この施設の横には千早並木広場という通りが整備されています。多数の長椅子が整備され、自然豊かな街の憩いの場です。
子供たちの遊び場にもなっていました。
この広場は駅前から大通りの3号線まで繋がっています。

駅前の高層建築物群

駅周辺には2012年2月築のプレミスト千早タワーツインマークスや、2007年1月築のD’グラフォート千早ステーションレジデンスなど大手不動産の大規模マンションが建築されており、その奥にはNTT西日本の業務ビルが存在します。

ドラックストアの「コスモス」やマックスバリュなども付近に存在し、暮らしの味方になっていることは間違いありません。

NTT西日本 香椎ビル

最高部114mの千早地区で最も高い高層ビルです。
竣工平成15年と付近では最も早く整備された建物になります。千早のランドマークであり、この建物から現在の千早が始まったと言っても過言ではありません。

千早駅から北側に進む

操車場の北側にも多数の建物が並んでいました。
目新しい建物が多く、電柱もないため近代的な街並みが広がります。
手前のマンションは平成26年築のMJR千早です。前身が操車場ということもありJR関連のマンションが多数存在します。

車道並みの広さの歩道や自転車専用レーンも整備されており、子供たちも安心して街を歩くことができそうです。
該当もおしゃれに作られており、このような細かなデザインも住み良い都市開発に大きく起因していることが感じられる街並みになっていました。

福岡輝栄会病院

駅の南側に進むと、マンションや銀行、病院などが並び、その先には千早中央公園が立地しています。
写真右側の病院やマンション、銀行などが立地する土地は再開発の最終盤まで空き地となっていましたが、今では所狭しと高層建築物が密集しています。

2014年の千早駅南側の写真

画像の右下の空き地が現在のマンション・病院・銀行になっている土地です。
奥には千早中央公園が見えます。

場所を戻して並木広場の裏には結婚式場や西日本鉄道の分譲マンションが立地しており、衣住に困らぬ街並みです。公共施設のための大規模な駐車場もありますが、今後整備されるかもしれませんね。

今後の千早地区

さて、一通りの再開発を終えた千早地区ですが、再開発地区から少し外れた土地でも再開発が行われていますので、いくつか紹介させていただきます。

ハローパーク千早(福岡高等技術専門校北側跡地)

MJR千早に隣接する開発地

現在建設中の「ハローパーク千早」です。
以前こちらの再開発を取り上げておりますので、詳しくは記事を参照してください。

後で取り上げる「香椎ビッグマートビル」の地下一階に入居していたスーパーマーケット・ハローディが「ハローパーク千早」パワーアップして戻ってきます。
スーパーだけでなく様々な店舗の出店が予想されます。

ガーデンズ千早(スポーツガーデン香椎跡地)

ガーデンズ千早

以前千早並木広場を3号線側に出た向かいには複合商業施設のスポーツガーデン香椎がありましたが、老朽化により商業施設の建て替えが行われています。

こちらも以前記事で取り上げていますので、詳しくは記事を参照してください。

3号線側跡地

無印良品や24時間スーパーのサニー、有料フィットネスクラブなどが入居する「ガーデンズ千早」のほか、複数の店舗が軒を連ねる「ちはや公園」がオープンしています。

しかし、3号線に面する跡地は現在取り壊しが完了した状態で更地になっており、今後何らかの商業施設が建設される可能性は大いにあるでしょう。

(仮称)CHIHAYA532レジデンスプロジェクト(香椎ビッグマートビル跡地)

香椎ビッグマートビル跡地

以前はダイエー・ヤマダ電機などが入居していた香椎ビッグマートビルが閉店し取り壊され、新たにJR九州や長谷工などのJVによる地上18階建ての高層マンションが工事中です。

周辺には多数のマンションがあり、今回の建築主である長谷工・JR九州は隣地の西鉄香椎宮前駅前で2021年にMJR千早ブランシエラを竣工させており、再びのJVとなります。

MJR千早ブランシエラ

追記:2022/06/29

ビッグマートビル跡地東側

ビッグマートビル跡地の東側に一戸建てが続々と完成しております。
分譲住宅なのか、住宅展示場なのかはわかりませんが、一通り確認したところこの地の新築物件の販売情報は見つけられませんでした。

ビッグマートビル本館跡地の方は地下階が埋められ、いよいよマンション建築が始まりそうです。

追記:2022/07/01

香椎ビッグマートビル跡地の大規模マンションについて、正式にJV事業者から発表がありました!

名称:(仮称)CHIHAYA532レジデンスプロジェクト
アクセス           :JR・西鉄「千早」駅 徒歩10分(約800m)、西鉄「香椎宮前」駅 徒歩4分(約320m)
建蔽率/容積率:建ぺい率:56.56% 容積率:399.73%
敷地面積         :9,925.26m²
構造・規模       :鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造・地上18階建
総戸数            :532戸
間取り              :2LDK86戸、3LDK293戸、4LDK153戸
事業主            :九州旅客鉄道株式会社・株式会社長谷工不動産・住友不動産株式会社・日鉄興和不動産株式会社
竣工予定日     :2025年2月下旬

詳しくは最新記事で紹介しています。
合わせてご覧ください。
【福岡市千早】(仮称)CHIHAYA532レジデンスプロジェクト【香椎ビッグマートビル跡地】

終わりに

今回は香椎操車場跡地の再開発と周辺の展望について紹介させていただきました。
この千早地区に隣接する香椎地区でもかなり再開発が進んできておりますので、また別の記事で取り上げたいと思います。
千早地区は個性的なデザインの建築物が多く、歩道も広く歩きやすいので住むには最適だと歩いていて感じます。業務地区ではないですが、香椎副都心の一端を担う面白い地域でした。

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