
熊本市の中心駅「熊本駅」南側に超高層マンション「MJR熊本ザ・タワー」が建設中です。
近年の熊本市は「桜町バスターミナル」と「熊本駅周辺再開発」の2大開発が進行・完成しており、熊本駅周辺の再開発も大詰めを迎えています。
地上30階、高さ110mを誇る市内第2の高層マンション「MJR熊本ザ・タワー」を紹介します。
概要

名称:MJR熊本ザ・タワー 高さ:110.00m 階数:地上30階、塔屋2階 構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 免震構造 戸数:230戸 駐車場:145台 敷地面積:5,729.88㎡ 建築面積:1,326.38㎡ 延床面積:25,313.23㎡ 建築主:九州旅客鉄道株式会社 着工:2020年4月1日 竣工:2023年02月上旬(予定)
免震構造であるこのマンションは、近年震災に見舞われた熊本県において大きな魅力となるでしょう。
駐車場は自走式で便利ではありますが、戸数230に対して145台しかないのが苦しい点です。
いくらJR・市電に近いと言えど、基本的に熊本市は自動車移動がメインなので、ファミリー層メインのマンションに自動車が置けないのは大きなデメリットとなります。
立地・周辺環境
MJR熊本ザ・タワーは、熊本駅の南側徒歩5分の場所に建設中です。
周辺には県下最高層の「ザ・熊本タワー」(126.83m)や「東横イン熊本駅前」(88.15m)など高層ビルが立ち並ぶエリアです。
熊本市中心部の水道町周辺は熊本駅から2kmほど離れており、熊本城の景観条例で約50m以上の高層建築物を建てることができません。
今回建設される熊本駅周辺エリアは熊本城の景観条例範囲外であるため、高層ビルの建築が可能です。
アミュプラザ熊本がオープンし、熊本駅周辺の価値が上昇しています。


写真左側のJR熊本白川ビルには「ビッグカメラ アミュプラザくまもと店」が入居しています。

JR熊本白川ビルから熊本駅前広場を挟んで向かい側には「アミュプラザくまもと」が2021年に開業しています。
JR博多シティに次ぐ規模のJRくまもとシティの開業により、MJR熊本ザ・タワー周辺は従来と比べて飛躍的に便利になりました。
終わりに
高層ビル開発とは縁が遠い熊本市に「タワーレジデンス」が開発されるとあり、駅前の景観がまた大きく変化していました。
7大都市でも稀に見るような2大再開発を終える熊本市は、歴史・都会が紐づくさらに魅力的な都市として九州に君臨するでしょう。
阿蘇や黒川温泉のような有名観光地を持ちつつ、都市機能を備える熊本県は旅行にも住むにも理想的な都市だと感じました。
「桜町バスターミナル」も今度記事で取り上げようと思います。
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