GWはブログの更新をお休みしていました。
GW中に関西・広島・愛媛などを回ったので、随時記事にしようと思います。
まずはGW前半、神戸市灘区の「六甲道」駅周辺を散策したので紹介させていただきます。
神戸市灘区「六甲道」の立地
神戸市灘区は神戸市の中心地区である中央区に隣接する地区です。
中心部に近いため高密度な住宅街が形成されている一面もありますが、南側は夜景で有名な六甲山の展望台なども含んでいる区で、観光地としての面も持ち合わせています。
今回訪れた「六甲道」駅は、名前の通り神戸市から六甲山へ向かう神戸六甲線という道路に近く、六甲山へのJRの最寄駅です。駅周辺には灘区役所も立地し、神戸市灘区でも利便性が高い地域です。
神戸市ではこの周辺を東部副都心とされており、神戸東部地域の中核的な街でもあります。

「六甲道駅南地区」再開発について
さて、今回なぜ「六甲道」を取り上げようと思ったかというと、この灘区役所の周辺は平成6~17年度に再開発が行われ、六甲道駅南地区には公園やタワーマンションが林立する整然とした街並みを形成しており、とても魅力的な街だと感じたからです。
六甲道駅南地区は、JR六甲道駅南側の駅前広場の整備とともに、地区の一部では市街地改造ビルが建設されていましたが、大部分は住宅・商業・業務の混在した低利用の地区でした。
神戸市:神戸の再開発 六甲道駅南地区 https://www.city.kobe.lg.jp/a13150/shise/kekaku/jutakutoshikyoku/redevelop/kobe-kh/susume/rokko/index.html

URL:https://www.city.kobe.lg.jp/a13150/shise/kekaku/jutakutoshikyoku/redevelop/kobe-kh/susume/rokko/index.html
神戸市が公表している当時の再開発概要をみると、かつてこの地区には中小規模の建物が立ち並び、細い路地が入り組んだ地域であったことがわかります。
現在はこの計画のように大規模建築物や公園が整備され、明るく活気あふれた街並みに変わっています。
「六甲道駅南地区」訪問

まず最初に目につくのが、この大きな公園でした。
遊具が多数配置してあり、多くの家族づれで賑わう都市の憩いの場として十分に機能しています。
そして周りを囲むようにタワーマンションや商業施設などが林立しており、近年再開発が行われた独特の街並みを見ることができます。

公園の南には坂になったモニュメントが設置してあります。
このモニュメントは何だろうと思い調べてみると、阪神・淡路大震災のメモリアルとして設置されているようです。
この神戸市灘区は大震災で甚大な被害が出た一地区で、再開発の初期に被災しています。
モニュメントの傾斜は地盤のうねりを表しており、「地面が動くものである」という自然に対する畏敬の念を表現しています。
後ろに見える灘区役所は、再開発の終盤にこの土地へ移転してきたようです。
ガラス張りの綺麗な区役所も街に清潔なイメージをもたらしていました。

灘区役所から公園を挟んで向かい側にはウェルブ六甲道5番街という高層部がマンションの複合商業施設が整備されています。
この5番街というのは再開発における建設敷地を区分けした名称のようで、先に載せた計画地図の「第3地区」にあたるようです。

公園から少し道に入った場所の写真です。
歩道が広く、街路樹も整備され綺麗な街並みであることがお分かりいただけると思います。
このような広々した道ならば子供がいる家庭でも安心して暮らしやすそうです。

5番街の道路沿いに有名なつけ麺屋「繁田」があります。
食事はここで取りました。
11時前には待ち始めましたが、1時間ほど待つ必要がありました。さすが有名店・・・

ツヤツヤの麺と濃厚なたれがかなり美味しかったです。
空いていればもう一度行きたいです笑
福岡でもつけ麺はよく食べますが、やはり関西でも美味しいですね。

繁田近くの交差点です。何気ない風景ですが、とてものどかで魅力的な街並みなので撮ってしまいました。関西には細長い3階建ての一軒家が多い気がします。
階段移動が大変そうです。

再開発地から少し南へ進むと「グランド六甲ビル」が見えてきます。
快活クラブや古本屋さん、ボウリングセンターなど若者からお年寄りまで利用する娯楽施設ですね。
かなり大規模で建物も綺麗です。
立派な娯楽施設があるというのは若者には嬉しいですね!

地域の公民館もおしゃれで立派です。
公園に面しているのも住民と近くて良さげですね。
屋根はモニュメントに寄せているのでしょうか、似たような形をしています。

この建物は再開発第4地区にあるトーホーストア六甲道駅前店です。
超高層マンションとスーパーなどの商業施設で構成されており、街のスーパーとして住民に利用されているのが想像できます。
ダイソーやドラッグストアなど生活に欠かせない店舗が入居しています。
後ろのタワーマンションは少しデザインが古めに感じますね。
たった数十年で街のデザインは一新されてしまいます。
未来のトレンドはどうなっているのか、思いを馳せます。

再開発第1地区北に接する土地にダイエーを各店舗とするショッピングセンターがありました。
再開発ではない建物で、今まで紹介した建物とは年季が違いますね。
しかし、ダイエーもあり複数のショッピングセンターやスーパーもあり、街の規模の割にかなり商業施設が多い気がします。
副都心として広い範囲からの集客が見込める立地だからこそのこの商業集積なのでしょう。
終わりに
久々に関西に行きましたが、やはり関西は人が多いです。
阪神間のどの駅前にも基本的に飲み屋街や商店街が形成されており、街歩きが楽しい地域ですね。
神戸は激しく人口が減少してはいますが、今でも古くからの大都市の風格は健在であり、進化している街だと感じます。三ノ宮の再開発もかなり気になるので、次関西に来た時は寄ってみようと思います。
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