先日、祐徳稲荷神社に訪れる機会があったので紹介します。
祐徳稲荷神社について
祐徳稲荷神社は、佐賀県鹿島市に立地します。
貞享4年(1687年)肥前鹿島藩主鍋島直朝公の夫人花山院萬子媛が、朝廷の勅願所であった稲荷大神の御分霊を勧請された稲荷神社『祐徳稲荷神社HPより抜粋』です。
数ある日本の稲荷神社の中でも三大稲荷神社に数えられ、年間300万人もの参拝者数を誇ります。
商売繁昌、家運繁栄、大漁満足、交通安全などのご利益で知られており、つつじの季節には神社の面前の山できれいなつつじを見ることができます。
旅行記
まず、神社の目の前にある無料駐車場に車を停めて目に入ったのは、様々な色のつつじが咲き誇った山の斜面でした。
つつじの季節に行ったのが幸いして、咲き頃のつつじを見ることができました。
つつじの山の麓には祐徳稲荷神社の鳥居があり、階段でつつじの咲く斜面を登ることができます。
今回は神社がメインだったので登りませんでしたが、途中に東屋があり日陰で花々を楽しむことができます。
駐車場から本殿方面に向かうと、神社手前に川が流れています。
錦波川(きんぱがわ)というそうで、夏には蛍が観測できるほど綺麗で澄んだ川です。
2020年に豪雨で氾濫したというニュースが流れていたので、心配だったのですが今現在はその影はみられませんでした。
神社の入り口と本殿の写真です。
かなり立派な門構えで、流石日本三大稲荷と称される神社ですね。
手前の橋の下には鯉が住む池があり、多くの参拝者が100円の鯉の餌を与えていました。
境内には売店や御神楽殿、岩崎社など数多くの建築物が建っており、規模の大きな神社だと実感します。
日曜日ということもあって参拝者で賑わっており、活気に溢れていました。
御朱印をもらいましたが、この神社は担当の方に直に書いていただける神社で嬉しかったです。
御神楽殿です。まずは本殿に行く前にこちらで参拝を済ませます。
本殿ではないのですが、立派な作りの建築物です。
一般参拝者の諸祈願はこちらで行われるそうで、帰り際には何かしらの御祈願が行われていました。
階段を登って、本殿に来ました。
本殿の方は人が多く、各種おみくじが売られていました。
末吉でした。悲しいです。
本殿の天井や柱には稲荷大神が描かれており、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
上を見上げなければ気づかなかったです。
下山する際におみくじを結ぶ場所があったので結んでいきます。
写真でも分かるとおり、自然に恵まれた美しい場所にあります。
今回は行きませんでしたが、本殿のさらに上、山の頂には奥の院が御鎮座されています。
鹿島の素晴らしい景色を見ることができるそうです。
降りる途中に本殿を見上げます。
祐徳稲荷神社の特徴とも言えるこの赤色の土台がこの神社の威厳を表しています。
写真のように紅葉が至る所にあり、紅葉の季節にもきっと素晴らしい景色を見ることができると思います。
蜂がいないので秋にまた来てみたいです。
神社の楼門付近に降りてきました。
門だけでなく、左右に広がる建物も立派ですよね。
この規模の神社にはなかなか行くことがないので、九州にこのような素晴らしい神社があることを誇りに思います。
麓にはガラス張りのタワーが存在します。
最初見た時には、神社にこの近代的な建築物が建っていることに驚きましたが、意外にも周りの雰囲気と調和しています。
このタワーは本殿までのエレベータです。稲荷神社のイメージの通り通常は階段で山の上の本殿に向かうのですが、300円でこのエレベータを利用することができます。
バリアフリーに対応していて素晴らしいですね。
狛犬ではなくお稲荷様が神社の前で見守っておられます。
失礼にあたるかもしれませんが、子稲荷様?がとても可愛いです。
規模の大きい神社には昔から門前町が形成され、商業が発展する傾向がありますが、この祐徳稲荷神社もその例から漏れず、門前商店街が神社から出てすぐにありました。
佐賀県鹿島市は、お茶の産地であり観光地でもある嬉野市と隣接しており、嬉野で採れた嬉野茶を売っている店が大半を占めていました。
先の方はシャッターが閉まっている店も目立ちましたが、お土産や食べ歩きができる程度の規模はありました。
終わりに
日本三大稲荷の祐徳稲荷神社は、佐賀県のみならず九州を代表する観光地の一つです。
温泉地である嬉野市に近く、嬉野観光のついでに訪れることをお勧めします。
西九州新幹線が今年9月に開業予定で、長崎県側から嬉野へのアクセスも格段に良くなります。
九州に訪れた際にはぜひ寄ってみてください。
佐賀県は何もない、とイメージを持たれている方も多いと思いますが、なかなか観光しがいのある街ですよ。
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